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総合研究院ハイライト論文

2026.02.13

総合研究院では、本学の優れた研究成果を広く国内外に発信することを目的として、
2025年度より「総合研究院ハイライト論文(RIST Highlight Papers)」の選考を開始しました。

選考の結果、2025年度は以下の論文が選定されましたのでお知らせいたします。

カーボンバリュー研究拠点

1.タイトル :Direct observation of an ionic cobalt complex electron mediator via operando X-ray
       absorption spectroscopy in photocatalytic Z-scheme CO2 reduction with
       (CuGa)0.3Zn1.4S2 and BiVO4
2.著者名 :Tomiko M. Suzuki, Takamasa Nonaka, Takeshi Uyama, Naonari Sakamoto, Keita Sekizawa,
       Yuichi Yamaguchi, Akihiko Kudo and Takeshi Morikawa
3.掲載誌 :Chemical Communications
4.発表年月 :2025 年11 月13 日
5.論文URL :https://pubs.rsc.org/en/content/articlehtml/2025/cc/d5cc05617a
6.研究グループ名 :カーボンバリュー研究拠点,豊田中央研究所
7.代表者名 :工藤 昭彦
8.論文要旨:
われわれの研究グループが開発した(CuGa)0.3Zn1.4S2 還元用光触媒,BiVO4 酸素生成用光触媒,およびCo 錯体[Co(dmbpy)3]2+電子伝達剤からなるZ スキーム系は,水を電子源とした可視光CO2 還元において,水溶液中の反応にも関わらず90%以上の高いCO 生成選択率を示す。本研究では,水溶液中でのCO2 還元反応中におけるCo 錯体電子伝達剤のリアルタイムの価数変化をSPring‐8 でのオペランドX 線吸収スペクトルによって直接観測することに成功した。本成果は,イオン系電子伝達剤からなる人工光合成システムにおける光触媒反応メカニズムの解明手法の開発のみならず,溶液中の化学種の変化の追跡という観点から,大きな波及効果が期待される。

界面科学研究部門
1.論⽂タイトル :Effect of Oil Species on the Viscoelastic Behavior of a Surfactant Film Formed at the
         Oil/Water Interface
2.著者名 :Hiroki Kuwabara, Koji Tsuchiya, Kyosuke Arakawa, Yoshifumi Yamagata,
       Kenichi Sakai, and Hideki Sakai
3.掲載誌 : Langmuir, 2025, 41, 12914−12921 DOI: 113.33.164.10
4.発表年⽉ : May 21, 2025 (5⽉21⽇)
5.論⽂URL :https://doi.org/10.1021/acs.langmuir.5c00229
6.研究グループ名 : 界⾯科学研究部⾨:教授 酒井秀樹、教授 酒井健⼀
                    客員教授 ⼭縣義⽂(アントンパールジャパン株式会社)
                    スペースシステム創造研究センター 荒川京介
                    プロジェクト研究員:⼟屋好司
7.代表者名 : 酒井 秀樹
8.論文要旨
エマルジョンの分散安定性を評価する上で、油/⽔界⾯に形成される乳化剤膜の粘弾性特性を明らかにすることは重要である。近年、歪み制御型レオメータを⽤いた液体/液体界⾯の粘弾性測定が注⽬を集めている。本研究では、⾮イオン界⾯活性剤(Span 65)によって形成される油⽔界⾯膜の粘弾性挙動に対する油種の影響を調べ、エマルジョンの安定性との相関関係を明らかにすることを⽬的とした。界⾯レオロジー測定の結果、油相のアルキル鎖⻑とSpan 65のアルキル鎖⻑の差が⼤きくなるにつれて、界⾯膜の弾性が増⼤することが分かった。また、油中⽔型エマルジョンの安定性は、アルキル鎖⻑の差が⼤きくなるにつれて向上した。これらの結果から、本⼿法により得られる粘弾性パラメータは、エマルジョン⻑期分散安定性を予測する有望な指標となることを実証した。

生命のゆらぎ研究部門
1.タイトル :Androgen-regulated gene expression of developing external genitalia in mice.
2.著者名 :Hasegawa M, Mizoguchi H, Ishikawa M, Tanaka K, Korenaga Y, Hatsuki S, Takahashi H,
Yamada G, Akashi H, Toyota K, Miyagawa S.
3.掲載誌 :Gene
4.発表年⽉ :2025年9⽉
5.論⽂URL :https://doi.org/10.1016/j.gene.2025.149669
6.研究グループ名 :⽣命のゆらぎ研究部⾨
7.代表者名 :宮川信⼀
8.論文要旨
マウスやヒトを含む哺乳類の外⽣殖器は、アンドロゲンに依存して性差が構築される。しかし、アンドロゲンを含む性ホルモン環境によって制御される外⽣殖器の性分化メカニズムには不明な点が多い。また、発⽣期において性ホルモン環境に異常が起こると、尿道下裂などの性分化疾患が誘導されるが、そのような形態異常に関連する原因遺伝⼦もほとんど同定されていない。本研究ではホルモンや薬剤投与によって胎⽣期のホルモン環境をコントロールした条件下で遺伝⼦発現を解析することで、外⽣殖器の性分化や性分化疾患に関連する候補遺伝⼦を同定することに成功した。

活動報告

それぞれの活動報告をさまざまな形で発表・紹介をしています。

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パンフレット

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