2025-2026_総合研究院パンフレット(和文)
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新たな光電子融合技術に関する共同研究高機能な光信号処理技術を開発しております。提案する機能デバイスは、超高速・超広帯域のデータ信号を、最小限の遅延と消費電力で、電界を介して全光学的に処理できる新しい光電融合デバイスです。 具体的には、理論・数理モデルの構築と実験実証の両面から研究を行い、システム実験では高い性能を達成しております。また、国内の企業や海外の大学との共同研究を通じて、実用に耐えうる新世代のスマートな光通信システムの実現を目指しております。福地 裕基礎・計測Tokyo University of Sciencefukuchi@ee.kagu.tus.ac.jpDivisionofResearchforPhotonics-ElectronicsConvergence 世界中のインターネットトラフィックを支える光通信は、この 30 年で飛躍的に性能が向上し、今後も高速大容量化が求められております。これは、4K/8K 放送や、メタバース、自動運転、大規模な AI コンピューティングなどの進歩により、データトラフィックが今後さらに増加することが明らかだからです。 将来のエクサビット級の光通信システムを低消費電力で構築するには、いくつかの技術的な限界を打破するブレークスルーが必要です。当研究部門では、理論と実験の両面から、光電融合型擬似位相整合非線形光学デバイスを用いた31設立2025年4月光通信や無線通信、ネットワーク工学、電子工学、量子光学、物性物理学などの多分野の研究者により、学際的な研究を行っております当部門は、大学における基礎研究の成果をシーズとして、産業界や行政と連携しながら、実用化を推進する研究開発拠点になることを目指しております研究部門長工学部電気工学科 准教授YutakaFukuchi目的今後の展開当部門は学内外の研究者により編成され、光電融合研究のための実験設備と解析・計算環境を備えております。研究は分野横断的に行い、産学官連携も積極的に推進しております。ご興味のある方は、部門長までお気軽にお問合せ下さい。光電融合研究部門

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