安藤晋教授岩下登志也 教授黒沢健教授瀬尾隆教授寒水孝司 教授田畑耕治 教授椿美智子 教授照井伸彦 教授富澤貞男 教授橋口博樹 教授松崎拓也 教授村上秀俊 教授渡辺雄貴 教授安藤宗司 准教授 創域理工学部情報計算科学科胡艶楠准教授 理学部第一部応用数学科下川朝有 准教授 理学部第二部数学科経営学部ビジネスエコノミクス学科中山舜民 講師教養教育研究院野田キャンパス教養部八木文香 特別講師 理学部第一部応用数学科理学部第一部応用数学科安藤優希 助教理学部第一部応用数学科江頭健斗 助教大東智洋 助教工学部情報工学科清水康希 助教創域理工学部情報計算科学科経営学部経営学科多森翔馬 助教経営学部ビジネスエコノミクス学科桃﨑智隆 助教創域理工学部情報計算科学科山口光理学部第一部応用数学科塩濱敬之 客員教授理学部第一部応用数学科西山貴弘 客員教授 専修大学経営学部経営学科理学部第一部応用数学科矢部博教育支援機構教職教育センター川崎玉恵小泉和之中川智之講師理学部第一部応用数学科理学部第二部数学科創域理工学部情報計算科学科工学部情報工学科理学部第一部応用数学科薬学部生命創薬科学科創域理工学部情報計算科学科助教創域理工学部情報計算科学科南山大学理工学部データサイエンス学科山口東京理科大学工学部数理情報科学科客員教授客員准教授青山学院大学経済学部経済学科客員准教授順天堂大学健康データサイエンス学部客員准教授明星大学データサイエンス学環数理統計基礎研究と応用統計研究の発展及びその融合育工学」を中心に、データ解析チームとの連携を視野に入れて研究を行います。国際的にも評価の高い優れた研究実績をあげているため、グループ内だけでなく、グループ間においても交流することによって新たな研究が期待できます。また、客員教授、客員准教授の先生方とも連携を取り、各キャンパスおよび各大学の学生とも交流しながら共同研究を行っていきます。 多種多様で複雑なデータが日々生成・蓄積される現代社会において、より高精度で柔軟な解析手法が求められるという課題意識から発足しました。特に、企業や研究機関との共同研究を推進する「データサイエンスセンター」を通じた外部連携をより実効性のあるものにするため、プロジェクトに応じて適切な専門性を持つ研究者がチームを編成し、共同で研究に取り組む体制としています。 従来の「数理統計基礎グループ」が統計理論の深化を担い、「応用統計研究グループ」が医療・金融・教育・スポーツなど具体的な分野への展開に焦点を当てているのに対し、データ解析チームは理論と応用の橋渡しとして、実際の複雑なデータに対して柔軟かつ解釈可能な統計的アプローチを開発・適用することを主眼としています。 具体的には、ビッグデータ環境における統計モデリング、機械学習・深層学習の統計的解釈、因果推論、ベイズ推定、可視化技術といった手法を駆使し、分野横断的な実課題に挑みます。また、各キャンパス・学部に分散する専門家が連携することにより、プロジェクトごとに最適な研究分担体制を構築し、多様なニーズに応える柔軟性を実現します。 データ解析チームは、東京理科大学が誇る数理統計の強みを基盤とし、実社会の複雑な課題に対して科学的な意思決定を支える統計解析のあり方を探究する、新たな研究のハブを目指します。村上 秀俊環境・情報・社会Tokyo University of Science 研究部門設立の背景と目的 研究グループhide-murakami@rs.tus.ac.jp氏名職位StatisticalScienceResearchDivision 「統計科学」とは得られたデータからその背後にある母集団の特徴を見出すために、確率の概念を用いて最適となる理論や統計的手法を与える研究分野です。近年、「データサイエンス」が注目を集めていますが、これらの理論の中心は「統計科学(統計理論)」であり、脚光を浴びています。 このような状況のもと、本学においても、データサイエンスの研究において、我が国だけでなく「世界をリードする研究体制」を構築することが重要です。しかしながら、データサイエンスの研究といっても研究分野は多岐にわたっています。本学には昔から伝統的に「統計学」を専門とする教員が多く、しかもすべてのキャンパスに在籍しています。特に、統計的推測の論理を数学的に整理したものである「数理統計学」を専門とする研究者が数多く集まっているのは国内では本学だけであるといっても過言ではありません。また、かつて、社会人を対象とした医薬統計プログラムが存在したように医療統計学にも強いという特色があります。そこで、キャンパス間や学部学科間を超えて、これらの分野の研究者が集結し、活発に交流することによって、「東京理科大学ならでは」の研究を行い、研究拠点を形成すること、特に世界に研究成果を発信するための「統計科学の国際的研究拠点を形成すること」を目標とします。また、この部門の設置によって、研究テーマは異なりますが、その背後にある共通理論に関心を持つ研究者が集結し、本質的な理論や手法について研究水準の向上を目指し、データサイエンス時代の新理論の創造や新分野への開拓などを行うことも目的とします。 本研究部門は、大きく 3 つのグループで構成され、以下のような分野について研究を行っていきます。 本グループについては、神楽坂・葛飾・野田キャンパスの各教員と客員教授、客員准教授で構成され、研究活動を行っています。特に、「多次元欠測データ解析」、「高次元データ解析」、「ランダム行列論」、「次元縮尺法」、「一般化線形モデルなどの統計モデリングとモデル尺度」、「ノンパラメトリック法」、「分割表統計解析」、「モデル構築の研究」を中心に、応用統計研究グループへの融合を視野に入れて研究を行います。数理統計基礎グループで扱う手法は理論的背景が明快であってホワイトボックス的であるのに対して、現実問題で取り上げられる問題の解法はヒューリスティック、深層学習などブラックボックス的な側面があります。データサイエンスの理論を構築する上では、後者のブラックボックス的な解法をいかに前者の方法論等で明確にしていくかが問われると思います。 本グループについては、神楽坂・葛飾・野田キャンパスの各教員と学外研究者で構成され、研究活動を行っています。特に、「医療統計」、「数理ファイナンス」、「スポーツ統計」、「統計的機械学習」、「組合せ最適化・数理最適化」、「教27設立2025年4月研究テーマは異なるが、その背後にある共通理論に関心を持つ研究者が集結し、理論や手法について研究水準の向上を目指し、データサイエンス時代の新理論の創造や新分野への開拓などを行うことを目的とします統計科学の国際的研究拠点の形成を目指し、さらにデータサイエンスセンターと連携して企業等との共同研究や、数理データサイエンスの研究に貢献していく研究部門長理学部第一部応用数学科 教授HidetoshiMurakami氏名石井晶職位所属創域理工学部情報計算科学科目的今後の展開本学には、統計学に携わる研究者がキャンパス間や学部・学科間を超えて数多く在籍しています。多岐にわたる分野の研究者が集結し、活発に交流することによって、東京理科大学ならではの研究を行い、「統計科学の国際的研究拠点」を形成していきたいと考えています。所属数理統計基礎グループ (リーダー:橋口博樹教授(理学部第一部応用数学科))応用統計研究グループ (リーダー:寒水孝司教授(工学部情報工学科)) データ解析チーム (リーダー:田畑耕治教授(創域理工学部情報計算科学科))統計科学研究部門
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